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17-I-0076 2018 年 3 月 19 日 株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
ドイツ連邦共和国
(証券コード:-)【据置】
外貨建長期発行体格付 AAA 格付の見通し 安定的 自国通貨建長期発行体格付 AAA 格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) 格付は、多様で高度に発展した経済基盤、堅固な対外ポジション、堅実な財政運営、欧州連合(EU)お
よびユーロ圏内における主導的な地位などを評価している。格付の見通しは安定的である。経済は外的シ
ョックに対する強い抵抗力と高い国際競争力を有している。17 年 9 月の連邦議会選挙後、連立協議が難
航したが、再び大連立政権が発足した。経済が拡大する中、新政権は財政政策をやや緩和するものの、従 来の堅実な財政運営から大きく乖離する可能性は低いとみている。
(2) ドイツは名目 GDPが世界第4位、一人当たりGDP(購買力平価)が約4.8万米ドルに上るなど、高度に
発展した経済基盤を有する。不断の構造改革により生産性と産業競争力が向上しているほか、労働市場の
柔軟性も高まっている。17 年経済は、主に内需がけん引する中、純輸出も寄与し2.5%成長へと加速した
(16 年:1.9%)。良好な雇用・所得環境を背景に、18 年以降も個人消費を中心に安定した成長を続ける
とみている。貿易収支、経常収支とも恒常的に大幅な黒字で、対外純資産が拡大するなど、対外ポジショ ンは極めて堅固である。銀行部門では収益性の低い状態が続いているものの、不良債権比率は低水準であ り資本基盤も強化されている。
(3) EUの財政協定発効(13年1月)に先立ち、09年6月の憲法改正で州および連邦政府の構造的財政収支均
衡を規定し(債務ブレーキルール)、財政健全化を進めた。その結果、一般政府財政収支(ESA2010)は 14
年以降黒字となっている。近年は難民の受け入れに伴う財政支出が生じているものの、政府は過去に蓄積 した財政余剰を活用しており、17年の財政黒字はGDP比1.1%と 16年の 0.8%から拡大した。政府債務
残高(ESA2010)のGDP比は13年末の77%から縮小を続け、17年末には64%程度まで抑制された。新
政権は財政政策を緩和するものの、債務ブレーキルールを順守し財政黒字を確保することから、政府債務
残高のGDP比は20年末までに60%未満へ低下する可能性が高いとみている。
(担当)内藤 寿彦・山本 さくら ■格付対象
発行体:ドイツ連邦共和国(Federal Republic of Germany)
【据置】
対象 格付 見通し
外貨建長期発行体格付 AAA 安定的 自国通貨建長期発行体格付 AAA 安定的
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2018年3月14日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤
主任格付アナリスト:内藤 寿彦
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の 種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、 「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014年11月7日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) ドイツ連邦共和国(Federal Republic of Germany)
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。 本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性 の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入 手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・格付関係者が公表した経済・財政運営方針などに関する資料および説明 ・経済・財政動向などに関し中立的な機関が公表した統計・報告
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、 発行体または中立的な機関による対外公表という、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情 報として利用した。
9. 非依頼格付について:
本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依 頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及 ぼす非公表情報を入手していない。
10.JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO 登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 TEL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026